自作関数の使い方
わたしが自作した関数は、source("http://noucobi.com/Rsource/")
使用方法
使用方法はhttp://noucobi.com/Rsource/関数名.R
というファイルを保存してsource()
(2) R上で
source("http://noucobi.com/Rsource/関数名.R")
を実行して、webから直接読み込み(1) の方法の場合
ワーキングディレクトリにRファイルを保存したなら、
source("関数名.R")
で読み込めます。それ以外の場所(たとえば
C:/Rsource/
)に保存したなら、source("C:/Rsource/関数名.R")
のように絶対パスで指定してください。このようにローカルディスクに保存しておけば、インターネットに接続しなくてもこれらの関数が使えます。
ただし関数ファイルのアップデートは定期的に確認するようにしてください。
(2) の方法の場合
インターネットに接続した状態で上記(2)のコードを実行すれば、関数が読み込まれます。
もちろん毎回ネットに接続する必要があるわけですが、常に公開されている最新バージョンを使用できます。
大学などのネットワークで、Rからインターネット上のファイルにアクセスできない場合、Rのプロキシ設定を参照ください。
自動読み込み
「毎回読み込むのが面倒だ」という場合は、Rの起動時に、関数読み込みのためのコードを自動実行するように設定できます。たとえば、毎回自動的にweb上から
cc()
を読み込みたい場合メモ帳などのエディタを開き、読み込みのためのコード
source("http://noucobi.com/Rsource/cc.R")
これを[名前を付けて保存]しますが、このとき
.Rprofile
ファイルの種類:すべてのファイル
.Rprofile
.txt
"という拡張子が付いてしまうので気をつけてください。詳しく検証してませんが、Windowsでは、いったん拡張子付きのファイル名として保存したものを、エクスプローラで「ドット"
.
"で始まる拡張子なし」のファイル名にしようとすると、怒られてしまうようです。このファイルをRの起動ディレクトリに置いておくと、毎回の起動時にこのなかに書いたスクリプトが自動実行されます。
起動ディレクトリとは、Rが立ち上がったときにいるワーキングディレクトリのことです。
起動ディレクトリは、Rのショートカットを[右クリック]→[プロファイル]から[作業フォルダ]で確認できます。
あるいは起動直後に、
getwd()
を実行しても調べられます。ヘルプについて
パッケージ化されていない自作関数は、ヘルプ等のドキュメンテーションをつけることができず、help(関数名)
としてもヘルプをみることができません。そこでわたしの自作した関数には、ヘルプの代わりにコメントをつけています。
関数につけたコメントは、関数を
source()
した上でcomment(関数名)
とするとみることができます。> source("http://noucobi.com/Rsource/clp.R")
> comment(clp)
[1] "clp - Make a vector/matrix from the current clipboard."
[2] ""
[3] "SYNOPSIS"
[4] " x <- clp()"
[5] "INPUT"
[6] " header : logical. TRUE to capture of a matrix which has a header row."
[7] " simplify : logical. FALSE if you just want a data.frame constructed from the clipboard."
[8] "OUTPUT"
[9] " x : a vector/matrix (or data.frame if simplify==FALSE)."
[10] ""
[11] "See http://noucobi.com/r/clp.html for detailed instruction in Japanese."
[12] "ver.1.01, written by MOCHI, 2009."
行数やら引用符やらが出て見づらいですが、まあないよりはだいぶマシということで。
そのうちドキュメンテーションもちゃんと揃えたうえで、パッケージ化したいものです…